日本はこの原子力事故の重大さに直面して今すぐ最弱者を放射線被爆の被害から保護せねばならない。特に子供を放射性ヨウ素から守るべきだ。そう米国のトップ科学者が言っている。
「これが最悪のケースではないと言い張る見せかけは無謀です」と科学者団体UCSの上級研究員エドウィン・ライマン氏は摘発する。
米国とフランスには、致命的な放射線放出の際には原発の近くに住んでいる子供たちにヨウ素酸カリウムを配布し投与するプランがある。
もし炉心が融解し鋼製格納容器が破壊されると、日本が直面するリスクは、何十キロも何百キロにも分散する放射性雲だとライマン氏は説明する。「 救済策を必要とする領域は大規模になりかねます。多くの被曝者の中では、癌になる可能性が増加します。」
チェルノブイリ原発事故の後、ライマン氏によると、6000例以上の小児甲状腺癌が発見された。放射線にさらされる数時間前にヨウ素剤を子供に与えると放射性物質の甲状腺摂取量をブロックできることが後に判明した。「投与によって大幅にリスクを軽減できることは確かだ」とライマン氏は言う。
この記事は 抜粋翻訳。原文:<abcnews.go.com/International/japan-fukushima-nuclear-power-plant-explosion-workers-injured-radiation/story?id=13120888>. 翻訳:古橋芳恵。