福島原発: チェルノブイリなら、20キロ圏では不十分

 

日本政府は「10キロ圏出れば大丈夫」だと今日まで言いはっていた。日本のマスコミもそう報道していた。政府とマスコミは、今になってやっと「20キロ圏」と言いはじめている。国際メディアでは、科学者たちは福島原発の安全策不発の報道後直ちにスリーマイルや チェルノブイリのような事故の可能性を指摘していた。日本国民はどっちを信じるべきか? 世界の科学者? それとも金権主義の政治家と官僚と彼らの言いなりになる日本のマスコミ?

チェルノブイリなら、20キロ圏では不十分。ソ連は30キロ圏の住人を避難させたが、それでも不十分だったのだ。

「ソビエトの科学者の報告によると、28,000km2が185kBq/m2を超えるセシウム-137に汚染した。約83万人がこの区域に住んでいた。約10,500km2が555kBq/m2を越えるセシウム-137に汚染した。このうち、ベラルーシに7,000km2、ロシア連邦に2,000km2、ウクライナに1,500km2が属する。約25万人がこの区域に住んでいた。これらの報告データは国際チェルノブイリプロジェクトにより裏付けられた。」

福島はチェルノブイリよりも危険だろうという声もある。

日本政府と日本のマスコミが言ってることを丸呑みにしないで。チェルノブイリを考えて、市民で助け合って、避難したほうがいい。


古橋芳恵はMRZineの編集長。  Cf. Nuclear Information and Resource Service, “Fact Sheet on Fukushima Nuclear Power Plant” (11 March 2011); Union of Concerned Scientists, “Nuclear Crisis in Japan: What We Know” (11 March 2011); Philip White, “On the Nuclear and Earthquake Disaster Unfolding in Japan” (12 March 2011); Edwin Lyman, “Sunday Update on Fukushima Reactors” (13 March 2011); Yoshie Furuhashi, “An Appeal to All Foreign Embassy Personnel and International Media Present in Japan, regarding the Nuclear Disaster” (14 March 2011).




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